2017年9月15日 (金)

福の神

福の神、と一部であだ名されてた人がいた。

いつもニコニコ笑っていて、
決して人のことは悪く言わない。

一方、独自の信念を持っていて、
何かをするとすぐ
「そんなことをすると地獄行きですよ」
と決め付ける。

朝ごはん食べてなかったから、といって
惣菜のギョウザを買ってきて
デイケアで食べて、
「さすがにぎょうざはやめましょうね」
とたしなめられる。

ある時から
「ロックルさんと旨いものを食べたいんだ」
と言い出し、色々制約あるので、
デパートの上のレストラン街で
寿司だの中華だのを食べていた。

福の神は中華レストランで働いてたことがあり、
そのときにつまんだ鯉の天ぷらが
最後どうしても食べたい、となった。

もう東京の本店でもあつかってなくて、
どうしようか、という時、

急死した。

よきものはゆく、ではないが、
いい思い出だけを残して
いい時代の象徴みたいになって
僕らを残していった。

福の神との思い出は
人の縁を大切にすることを
切実に教えてくれた。

そして人が死んだ後、残るものは
集めたものではなく、与えたものだ、ということも。

2017年9月 5日 (火)

エンタメが「細く」なってきてる

コードブルーは傑作で、
だからこそエンタメが
細ってきているのを感じている。

今、不倫報道が異様に長く流れているんだそうである。

色々分析した人がいたが、
為末大が端的に

手詰まりだな

と言っていたのが印象的だった。

費用対効果みたいなものを
考えて行ったときに、
割りに会うのが不倫報道くらいしかないのではないか。

もっと丁寧に練って準備して
世に問う余裕がないのではないか。

もともとエンタメのレビューの人だ。

でも今やれ、と言われても、
ちょっとできそうにない。

若い人には当たり前の状況なんだろうけど。

わはは、おっさんのグチでした。

気楽に読んでねー

2017年8月22日 (火)

古典は面白い

鏡リュウジの影響で、
1JJタロットを買った。
マルセイユの普及版みたいなものだ。

せっせと自占をしているのだが、
これがしみじみと良い。

もう100年以上歴史があるので、
多くの人の手が入っていて、
ブラッシュアップされて
磨きがかかっている。

マルセイユ、来るんじゃね?

もうそういうところまで
タロットのブームは深いところまで来てる気がする。

そして丁寧に古典を
読んでいこうという
ムーブメントも静かにあると思う。

新しくてきらびやかなものも
それはそれで価値だが、
骨っぽい、手ごたえのあるものと
格闘することも大事じゃないか。

何より古典は面白いしね〜


気軽なつぶやき。

気軽に読んでねー

2017年8月11日 (金)

個性的とスタンダード

岩田聡が在命中、社内の人に
インタビューをせっせとしていた。

その時に若いクリエーターに
「変わったことをしないと
皆と同じになっちゃう、ということでしょ?」
と言っていたのが印象的だった。

よほど変なことをしないと
注目すらしてもらえないらしい。

だがそういう「変なの」は時間の波に洗われ、
歴史の厳しいジャッジのもとでは
あっという間に消えて言ってしまう。

言わば、

新しくて珍しいものは
新しくて珍しいだけで終わる。だ。

タロットのデッキなどでも
使いやすいものは
言わばオーソドックスでスタンダードな面を
持ち合わせている。

競馬だったら、新しくて珍しいだけのものが万馬券だったら、
スタンダードなものはベタな大本命。

面白み、みたいなものはない。

でも長く使うことができる。

今日も今日とて気楽なつぶやき。

気楽に読んでねー

2017年8月 4日 (金)

サンアンドムーンタロット

アマゾンのレビューなどを見て、
戸惑っている印象のが多いのは
このタロットが
アメリカのティーン向けに作られているからである。

アメリカのティーンが当然知っているような
コンテクストが前提に作られているので、
標準的な日本人にはなんというか
「珍味」な感じがするのである。

例えば、ペンタクルスの3はこのデッキでは
へいのペンキ塗りとなっているが、
アメリカではごく普通の「仕事」だが、
日本ではあまりお目にかからない。

そういう違和感が積もり積もって、
実占ではあまりしっくりこない、と
不評だった。

個人的にはすごく気に入っている。

全然違うアプローチをしてくれるので、
煮詰まっているときなど、
風を通すのにいい。

ウエイトスミス系に食傷気味の人におすすめ。

気楽な記事。

気楽に読んでねー

2017年4月22日 (土)

鳥タロット

何を求めるかで相当評価が分かれるだろう。

いくつかポイントがある。

まずは素直な味つけ。

ウエイトスミスにかなり忠実に作られているから、
読みやすいし、スッと入ってくる。
テキストも豊富だろうから、
初心者にとっては学びやすいだろう。
あと、いわゆる凶札もマイルドになっていて、
実占でもフォローは比較的楽だろう。

イマジネーションが豊富。

2例占う機会を得たのだが、
その一例目で、
無意識が大きく動くのがわかり、
依頼者が深い自由連想を語り出した。

こういうことを好まない占い師にとっては
あまり意味のないことに感じられるだろうが、

結構こういうことは大事なこと。

薬味がたりない。

二例占って二例目で、
厳しいところにいる人で、
もっと厳しいことを言われるかと思ったら、
ずいぶん励ましてくれるんですね、と言われた。

僕の手ごたえとしても
もう少し「苦さ」があった方がよかったなぁ、と
感じた依頼だった。

キャラものとして敬遠するには
もったいない、
しっかり応えてくれるタロット。

鳥やタロットが好きで
相当に作り込んでいるので、
よくできている。

ただ、箱はねぇ…

気軽なつぶやき。

気軽に読んでねー

2017年4月 2日 (日)

所属問題

初対面の人などに

何をされているのですか?

となんの悪意も狙いもなく聞かれると
結構困るものだ。

僕はいわゆる所属がない。

素直に

占い師です。

と言うと好奇心丸出しで

プロの方ですか?どちらで占われてるんですか?
とか

明らかに不審なものを見る目つきに変わったり、

所属がないことでずいぶん通らなくていい
まわり道をしてきた。

就活が誰がどうみても
やめた方がいいイベントのひとつなのに
やめられないのは、

学生に変わる所属を社会が
求めるうちはなくならないだろう。

大企業の正社員

という所属は今でもブランド。

幕藩政治の頃の
〜藩所属と似ている。

脱線してきた。

気楽な記事。

気楽に読んでねー

2017年3月24日 (金)

モノクロのタロット

厳密には「ほぼ」モノクロのタロット。
ワイルドアンノウンタロットだ。

カウンセリングでモノクロの絵を
描いたらすごく新鮮で、
記憶をたどって買った。

触った印象は賄い飯のようなタロット。

表に出す飯には一通り飽きちゃって、
塩むすびに茹で卵、みたいなのを
求めている人に向いている。

あと、クセが強い。

モノクロになるので、
象徴を相当抽象化しないといけないので、

え?どう読むの?

みたいなのが結構ある。

でも、コレクターズアイテムとしては欠かせない。

今日も気楽な記事。

気楽に読んでねー

2017年3月13日 (月)

論理的ガードを下げる

カウンセリングで今、比較的穏やかだから、
一回イメージ技法を使ってみたい、と
前回提案して、
今回本当にイメージ技法を使った。

カウンセラーが使った技法は

風景構成法。

紙にしていされたふうけいのものを
描いていって、
風景を構成していく技法だ。

すごかった。
すごくないのがすごかった。

カウンセリングにはクライアントの側の方が
へたなセラピストより詳しい場合が
多々ある。

風景構成法を考案した中井久夫は
おそらくそのことも踏まえて、

あえてわからない・分析させない

ようにして治療的効果が
出るようにしたのであろう
(シロウトの雑感)。

イメージ技法から入ったことにより、
論理的なガードが下がったので、
いつもより深い話ができた気がする。

風景構成法はストラクチャーを作るためのもの、と
昔読んだ覚えがあるので、
夢なとど違って、
日常に戻ってきやすいという利点もある。

これ、ほぼまんま同じこと、
タロットでしてるかも。

タロットだと、日常から
そんなにはなれない。

でも日常ではない、
そんな半非日常の時間が
大切なのかも。

面白かった〜

気軽なつぶやき。

気軽に読んでねー

2017年3月 3日 (金)

スミスさん

僕がタロットを始めた15年くらい前、
なんのツテもない、なんの情報もない人にとっては
結構な難事業だった。

占いショップはどこにあるかわからない。
そこで本屋に行くが、
ほんのちょっとしかタロットのスペースはなく、
何がいいかわからない。

知っているから鏡リュウジのがいいだろう、程度に、
ポツリポツリと買い始めていって、

ソウルフルタロットに行き着く。

それで基礎の土台を固めて行く。

そうこうしているうちにタロットブーム
みたいなのがくる。

そこでやっと初心者はウエイトスミスがいいらしい、
みたいなことを知る。

そういうことを教えてくれる人は周りにいない。

映画を観にいった時にたまたま世界のタロット展を
やっていて、そこで、ライダー版を入手する。

たまに参考に引いてみてたのだが
なんかしっくりこなないデッキだなあ、という
印象だった。

ただ、占いになんの先入観のない人に
実験的に占った時には

カードかっこいいですね

と素朴な感想が帰ってきたので、
余計な先入観があるのが
よくなかったのだろう。

時は流れて、
なんか一周した感があって
縁もあって、スミスウエイトミニ缶入りを買った。

最初は渋いし、骨っぽいなあという印象だったが、
エージングがすんでくると、
モノクロ写真のような
独特の静かさと迫力が感じられる。

そして何より手になじむ。

最初はウエイトスミスと言われる理由が
素人ではないキャリアになってやっとわかった。

ウエイトスミスで始めるといいですよ。

気軽な記事。

気軽に読んでねー

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